中○病院 その2 4/5


ついたての後ろは窓ですが、もちろん土砂埋まっていて景色どころか真っ黒です。
しかしなぜ埋めるのか・・・。


ついたての表側にはファクスでコピーしたような犬の写真が貼ってありました。
看護婦さんか先生が飼っていたものなのでしょう。


机などが置かれている奥には本棚にさまざまな資料がそのまま残っていましたが、たぶん中を見てもわからないだろうし、量が多くてきりがないと思ったので手付かずです。
相変わらずのんびり見てみる心の余裕などないのです。


これは、カルテが保存されている棚かな? 請求書もいっぱいちらばってます。
よく心霊系では持って帰ると電話がかかってくるみたいだけどネ(笑)。
でももし電話がかかってくると気味が悪いし、いい趣味とも思えないのでそっとして
おきましょう。


とりあえず、1つなにげに手にとってみますと・・・。
う・・・。よく見るとこれはこの病院の院長のカルテではないですか・・・。偶然とはいえ、ちょっと因縁めいたものを感じてしまいます。
話によるともうこの世にはいないそうで、この病院がこのような状態になった原因でもありますが・・・。しかし、最初に手に取ったものがこれでは、もうここにはいたくない気持ちがここで最高潮に達しました。


他にも棚にはいっぱいカルテがありますが、もうとっくにのんきに見ている心の余裕などこれっぽっちもないのでした。ひとりはいやだよー!


というわけで、抜け出しました。
ここは、入り口を入ったところでしょうか、公衆電話がありました。
張り紙は確か人権保護団体みたいなとこの電話番号だと思いました。
いや、タクシー会社だったかな?


さきほどの公衆電話の右側です。
なんかいろいろ置かれていますが、ここがかつてのこの病院の入り口です。
完全に封鎖されています。


さらに右側は、閉鎖病棟へつながる渡り廊下へつながっているはずですが、ここも天井近くまでダンボールが重ねられており、向こう側にいけそうにはありません。
といってもじつは渡り廊下部分はすでに土砂で埋まっており、その重さに耐えられず崩れてしまっていて中まで埋まっているようです。


いっぱいいっぱいな一階を後にして三階まで戻ってきました。
そしたら壁にこんならくがきが。これを見たオレもすごい・・・よな?(笑)


オレも来たぜー!
とりあえず一人で来るもんじゃないな・・・。なんかあったら助けも呼べない・・・。


やはりここもダンボールがびっしり積み重なっているので行けるところは限られます。
具体的には、建物の奥には行けない感じです。ということで、いままで行けたのは主に
窓側です。


さて、四階に上がろうとしたら、踊り場あたりから粗大ゴミのようなもので封鎖されています。
しかしそんなものはよじ登ってしまいます。


振り返って見ると家財道具で埋め尽くされています。
ここから上は病院という感じはしませんね。住宅として使っているのかな?


家具がそこらじゅうに転がっています。残念なことに奥の防火扉は開きません。
他に入り口はないものか・・・?