中○病院 2000.09 1/4

最初に潜入しようとしたとき、なんとこの廃墟の前で派手に交通事故が繰り広げられていて、日の出近くの早朝なのに警察はいるはまわりの住人はいるわでたいへんな騒ぎになっていたのであきらめました。
結局一週間後また行ったのでした。



タイヤの跡がすごいことになってるな、と思わせます。
しかしあまり事故現場を遠くからとはいえ撮影するのはかなり勇気がいります。
正面から撮る勇気はなかった・・・。


2時間くらいしてまたくるときれいさっぱり事故車が片付けられていました。
しかし、塀がぐちゃぐちゃのぼろぼろです。


くやしいので川向かいから外観だけ撮影。
ちなみに今回入れたのはこの棟ではないです。
左側の土の山の中には建物が丸ごと埋まっているはずです。
なぜ埋める!?


1週間後、侵入のために訪れるとぐちゃぐちゃのブロックはきれいに片付けられていました。
現在は、セメントでちゃんとした塀が作られています。


土の山を登り、屋上からの侵入です。
行きはよいよい帰りはこわい・・・。
帰りはすでに埋め立て作業員が作業していてここで1時間以上様子をうかがっていました。
作業員の休憩(?)によりいなくなったところで猛ダッシュで撤収というわけです。
この敷地内で放し飼いにされていると思われる犬もうろうろしてるし、見つかってほえられたりしたら作業員に見つかってしまうわけですから生きた心地がしなかった・・・。


奥は非常出口のようです。本当は非常階段もあったんでしょうが、いまは撤去されているようです。あのまま進むと三階からまっさかさまです。作業員に見つからないようにここから飛び降りようと思ったこともありましたが、もし本当に飛び降りたらただでは済まなかったでしょう。


閉鎖病棟に入院している人は基本的に危険物の所有が許されていないようなので、ライターは持たせてもらえないのでしょう。看護婦や看護士が食事中の時はこれがかかっていたのでしょう。
たばこが吸えた、ということは三階は比較的病状が重くない人が入院していたと思われます。


トイレはほこりがかぶっていますがかなり保存状態がよいようです。
たいてい廃墟のトイレって便器とかぶっこわされているんですけどね。やはり侵入難易度が高いだけあってドキュソのいたずらが及んでいないのでしょう。


病室の窓から部屋の外を見るとここは三階だというのに土がかなりの高さに盛られているのがわかります。やはり閉鎖病棟だけあってあからさまに窓に鉄格子がありますね。
窓の外の病棟の窓には鉄格子がないところをみるとあっちは一般病棟なのでしょう。


こちらの部屋は窓を覆うまでに土が盛られていて部屋にまで土が入り込んでいます。フラッシュをたいているのでこのように見えますが、もちろんここは真っ暗です。
真っ暗なところを撮るのは難しいですね。オートフォーカスが効きませんし、フラッシュたくまでなにが写るのかわからないですからね。


三階の廊下です。暗いのは土が盛られていて窓からの採光が遮られているからでしょう。
ここだけを見ると普通の病院の廊下って感じもしますが・・・。


病室の壁をよく見るとなにやら電波っぽい落書きが多数あります。
これは入院患者が書いていたものなのでしょうね。壁が何度か塗り替えられた跡が伺えます。


書かれている内容がめちゃくちゃで意味不明です。やはり患者が書いていったものなのでしょう。
釈迦とキリスト、神様と仏様がごちゃまぜです。


病室の入り口です。右下の隙間から食事が運ばれてくるのでしょうか?
これでは映画やドラマにでてくる監獄に近いものがあります。
やはりここは普通の病棟ではないことがわかります。


なんかここのトイレはとても汚いです。廃墟になった後で誰か使ったのでしょう。
ここに住み着くのは作業員が外で作業してますから、見つかったら追い出されるだけだと思いますから無理だと思います。
探検前はトイレを済ますっていうのは重要かもしれません!